「自由と自己責任」のマネジメント―市場原理と大人の契約



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「自由と自己責任」のマネジメント―市場原理と大人の契約
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なぜか普遍的に感じるキャリアの考察

本書を読むと、「時代や環境、会社の事情が変遷しても、なぜ、人のキャリアや職業人生へのあるべき姿はそれほど変化しないのかな」という思いがわいてきます。本書は、ずばり(従業員ではなく)「プロフェッショナル」人材になれ、と言っていると思います。「顧客を理解し、顧客に付加価値を生み出すことの出来る人材」のことです。もう会社の都合にあわせる時代ではなく、顧客や市場にあわせる時代だということです。で、本書では、会社組織の中で、「プロフェッショナル」をいかに創出し、大幅な権限委譲の下、個人の適切な判断と自己責任で行動できる人材を育成する機会をいかにして増やすか(それは、とりもなおさず、企業の経営戦略転換にもなるのですが)、を、報酬制度、組織運営、人材フローの点から分析、提言しています。事例(GE、HP、富士ゼロックス、ソニー、富士通、ベネッセなど)もケーススタディとして豊富に取り上げており、理解を深められます。ただ、1995年初版ですので、その後の日本の長い大不況以降の時代状況を鑑みると、企業もさすがに、ここまでの人材育成の環境整備をするほどの余力もなくなったかな、とも思います。事実はわかりません。



ダイヤモンド社
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